2020/04/25 13:12
2023/10/12 18:04
サグラダファミリアでは観光客が使えるエレベーターは2基あります:「誕生ファサードのエレベーター」と「受難ファサードのエレベーター」。エレベーターが造られた時代、楽しめる風景や並ぶ場所は違いますが、おすすめは「生誕のエレベーター」ですか?「受難のエレベーター」ですか?。分かりやすくて観光ルート、注意点、見える風景、使い方などをまとめました。
生誕の門にあるエレベーターを利用すると、エレベーターで上り、シモンの塔とタダイの塔の間に架かる橋(糸杉の後ろにある橋)まで足を延ばします:新市街、地中海、サンパウ病院、トッラ・グロリアス、ピレネー山脈がよく見える展望スポットです。橋を渡り、階段で下ります。最後はもっと狭い螺旋階段(下の方を見たら、貝の形をしている螺旋階段)で塔の麓まで下ります。塔の上から下までは400段ほど下ります。
アクセス:聖母ロサリオの礼拝堂の隣でエレベーターのチケット・コントロールが行われます。
受難の門にあるエレベーターを利用すると、塔に上り、(エレベーターを出た後に)数段を上り、地中海の方が見える展望スポットに寄ります。次は金色のイエスが座っているバルコニーに下ります:高さ60メートルにあるバルコニーからモンジュイックの丘、地中海、旧市街がよく見えます。階段で下ります。最後はもっと狭い螺旋階段で塔の麓まで下ります(ここだけに手すりあります)。全部で400段ほど下ります。
アクセス:受難の門(外観)を見ると、教会の内部、右側でエレベーターのチケット・コントロールが行われます。

生誕のエレベーター:
メリット | デメリット |
---|---|
ガウディが造った正面 | 早くからチケットは売り切れ |
受難のエレベーター:
メリット | デメリット |
---|---|
モンジュイックの丘が見える方向 | 世界遺産に登録されていない正面 |
おすすめは誕生ファサードのエレベーターです:外から生誕ファサードを見ると、並ぶ場所は右側(ロサリオ礼拝堂の近く)にあります。
※ 生誕の門と受難の門のエレベーター・コースが繋がっていません。別々の観光ルートです。

注意点:
- エレベーターに乗る前にコインロッカーでリュック等を預けます。
- 6歳未満の子供は塔を登ることは出来ません。
- 16歳までの少年は大人の同伴が必要です。
- 車椅子を利用している方、足が弱い方は、エレベーターを使うことは出来ません。
- 2018年から生誕のファサードも受難のファサードも、どちらにしてもエレベーターで下りることは出来ません。
- 塔ではオーディオガイドを聞く説明はありません。
- 観光見学日にはエレベーター・チケットの追加は出来ません。オンライン予約の時、塔の予約もお忘れなく!
- エレベーターを利用し、20秒ほどで塔の上に着きます。この時から時間が自由です:写真を撮りながらゆっくりと下りても良いです。
- 6人乗りのエレベーターで、常に込んでいます(特に団体さんが多い時間帯:11時~午後1時頃)。

Q | 歩いて塔に上ることが出来ますか? |
A | いいえ、過去の話です。有料エレベーターを使って、塔に上ります。他の方法は残念ながらありません。 |
Q | 塔のを見学した後にエレベーターで下りることが出来ますか? |
A | いいえ、2018年から生誕のファサードでも、受難のファサードでも階段で降ります。 |
Q | 生誕の塔と受難の塔が繋がっていますか? |
A | いいえ、生誕のファサードと受難のファサードは全く繋がっていません。別々の観光コースです。 |
Q | 塔を見学する時、階段を下りたり上ったりできますか? |
A | いいえ、エレベーターのコースは一方通行になっています。そのため、エレベーターを使った後に写真を撮りながら、少しずつ出口(1階)まで降ります。 |
Q | 出口はたくさんありますか? |
A | いいえ、生誕のエレベーターには出口1ヶ所のみ。受難のエレベーターには出口1ヶ所のみです。出口の前にセキュリティ・ガードが立っています。 |
Q | エレベーターには係員はいますか? |
A | 各エレベーター内には係員が乗っているので、安心して下さい。 |
Q | 係員がいるので、その場でチケットを買うことが出来ます? |
A | いいえ、係員はチケットをスキャンしたり、厳しいルールを実施したりします。 |
Q | 6歳未満の子供と一緒にサグラダファミリアに行く場合、どうすれば良いですか? |
A | 6歳未満の子供は塔に上ることは出来ません。そのため、大人一名は子供と一緒に教会で待ちます。大人一名のみは、6歳以降の子供と一緒にエレベーターを使います。 |
Q | 当日にはエレベーターのチケットが取れますか? |
A | 常に込んでいるので、早めにエレベーターのチケットを取って下さい。エレベーター予約のない方は上れません。 |
Q | エレベーター・コースの所要時間は? |
A | エレベーターを使う前の待ち時間を除いて、観光コースは15分~20分で考えて下さい。 |
Q | エレベーターを予約したのに、並ぶ必要ですか? |
A | はい、エレベーター時間が決まっているのに(込んでいる時)はエレベーターの前で20分ほど並びます・・・ |
Q | 階段で下りる時、トラブルがあれば、どうすれば良いですか? |
A | 監視カメラが多いです。また、インタホンも多いので、トラブルがあれば、担当者に(英語で)連絡して下さい。 |
Q | サグラダファミリアを見学した後に敷地を出ます。数時間後(例えば、昼食後)にサグラダファミリアに戻り、エレベーターを使っても良いですか? |
A | いいえ。一度敷地を出たら、サグラダファミリアに戻ることは出来ません。 |
Q | 時間を忘れて、サグラダファミリアをゆっくりと見学してから(遅れて)エレベーターに行き、上ることが出来ますか? |
A | いいえ。エレベーターの時間はとても厳しいです。遅れると、チケットがキャンセルされます。 |
Q | エレベーターがよく故障すると聞きましたが、本当ですか? |
A | 本当です。様々な理由(悪天候、メンテナンス、デモ、技術的問題)で期待していたエレベーターは動きません・・・この場合は、自動的に2週間ほどでエレベーター代が返金されます。 |
Q | 生誕のエレベーターが故障する場合、同じチケットで受難のエレベーターを使っても良いですか? |
A | いいえ、入場制限されているので、突然のエレベーター変更は出来ません。 |
Q | 様々な口コミを読んだんですが、矛盾している口コミ・コメントは多いです。 |
A | 毎年(または、年に数回!)決まり事が違うので、観光コースやルールがよく変わります。最新情報を探してみてください。半年以上前に書かれた口コミはもう役に立ちません・・・ |
サグラダファミリアの塔は何本ありますか?

生誕の門は、塔4本(使徒4人:ベルナベ、シモン、タダイ、マチア)、受難の門は、塔4本(使徒4人:ヤコブ、バルトロマイ、トマス、フェリペ)、栄光の門は、4本(使徒4人:アンデレ、ペトロ、パウロ、ゼベダイの子)。周りの塔は12本になり、各塔は使徒一人をイメージしています。
サグラダファミリアの屋根には塔6本になるでしょう:イエスの塔(高さ:172㍍)、聖母マリアの塔(高さ:138㍍)と4人の福音書記者(マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネ)の塔4本。

鐘の音が街の方に行けるように塔の石が斜めになっています。
完成したサグラダファミリアの塔は18本になるでしょう。
サグラダファミリア全体が完成したら、エレベーター13基があるでしょう(ただ、多くのエレベーターは労働者、メンテナンス等のためのエレベーターになるでしょう)。

ご利用は、読者御自身の判断でお願いいたします。
「カタルーニャ観光」は、一切の責任を負いません。

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