サグラダファミリアは「未完の世界遺産」です。建築家アントニ・ガウディの時代からすでに141年以上経っていますが、現在も未完成の聖家族教会です・・・今までは、生誕のファサード、受難のファサード、内部、聖母マリア&福音書記者の塔が造られました。2018年からイエスの塔が造られています。数年後に正門(栄光のファサード)の建設工事が始まるでしょう。サグラダファミリアが完成したら、世界一の高いカトリックの教会(高さ172㍍)になるでしょう。バルセロナ中心地に建っているガウディ最高傑作は建設中ですが、外観・内部の見学が出来ます:サグラダファミリア豆知識(アクセス、建築の歴史、生誕・受難・栄光の門、内部のデザイン、フロアマップ、塔、完成予定、最新ニュースなど)をまとめました。
独創性に溢れたガウディ建築の代表といえば、サグラダファミリア!
目次:
ファサードとも呼ばれている門が3つあります:東にある生誕の門;西にある受難の門;南にある栄光の門。
サグラダファミリアの最も古いエリア(北側にある教会の裏側)には門はありません。
1882年 | 建設工事がスタート |
1883年 | ガウディが主任建築家 |
1889年 | 地下の礼拝堂:完成 |
1892年~ | 生誕の門 |
1909年 | 敷地内の学校:完成 |
1925年 | ベルナベの塔:完成 |
1926年 | ガウディ死去 |
1930年 | 生誕の門:完成 |
1936年~ | スペイン内戦 |
1954年~ | 受難の門 |
1982年 | ヨハネ・パウロ2世の訪問 |
1992年 | バルセロナ・オリンピック |
2005年 | 世界遺産に登録 |
2010年 | ローマ教皇により初ミサ |
2016年~ | イエスの塔の建設 |
2018年 | 受難の門:完成 |
2019年 | 建築許可が下り |
2020年 | 新型コロナで、工事停止 |
2021年 | 聖母マリアの塔の建設 |
2026年 | イエスの塔の完成 |
2026年~ | 栄光の門の建設 |
2034年 | 建設 |
サグラダファミリア、主任建築家一覧:
1877年~1883年 |
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フランシスコ・デ・パウラ・デル・ビリャード |
1883年~1926年 |
アントニ・ガウディ |
1926年~1936年 |
デュメネク・スグラニエス |
スペイン市民戦争 |
建設中断 |
1938年~1964年 |
フランセスク・キンタナ |
1966年~1974年 |
イジドラ・プッチ |
1974年~1987年 |
ルイス・ブネット |
1987年~2012年 |
ジョルディ・ブネット |
2012年~現在 |
ジョルディ・ファウリ |
サグラダファミリアの建設資金は、寄付と観光収益でまかなわれています。
地下礼拝堂の建設工事が建築家フランシスコ・デ・パウラ・デル・ビリャード氏の時代(1882年)に始まりましたので、サグラダファミリアの最も古いエリアです。この部屋はゴシック・リヴァイヴァル様式で、ガウディの時代(1889年)に完成しました。床はブドウと鳥をイメージしているモザイクで飾られています。
2005年に世界遺産に登録された部屋で、アントニ・ガウディとジュゼップ・マリア・ボカベイア氏が眠っている礼拝堂です。
現在、教区教会として使われています。
ガウディがデザインした聖家族教会(サグラダ・ファミリア教会、英語:Church of the holy family)の生誕のファサード(生誕の正門)を紹介します。
生誕のファサード(英語の「ファサード、façade」は「正面」という意味)の建設工事は1892年に始まり、38年後に、つまり1930年に完成しました。生誕のファサードを見ると、イエスキリストの人生がすべて分かるので、石の聖書だとよく言われています。
生誕のファサードには、塔4つが建てられていて、使徒4人(左から:ベルナベ、シモン、タダイと呼ばれたユダ、マチア)を表現しています。
一番左側の塔は、1925年に完成し、1926年に亡くなったガウディはこの塔しか自分の目で見ることが出来ませんでした(ガウディは路面電車に轢かれて、3日間後にバルセロナ旧市街のサンタ・クレウ病院で亡くなりました)。
生誕のファサードは、左から希望の門、慈愛の門、信仰の門と、3つ門があります。最初の計画では、ガウディは各門に色を付けようと考えました。希望の門は:ライトグリーン、慈愛の門は:ナイトブルー、信仰の門は:レンガ色でしたが、その後考えを変えて彩色をためらっていたということなので、将来色を付けないことが決まっています。
慈愛の扉口の真中にイエス誕生の彫刻があり、幼いイエスが聖母マリア、ヨセフ、牛とロバに囲まれています。下の細長い柱にイエスの祖先の名前が書いてあります。イエスの誕生を、天使たち6人は喜んで、音楽を奏でています。これら楽天使たちは、1990年代に日本人彫刻家、外尾悦郎氏によって完成されました。左側には、イエスにプレゼントを持ってきた東方の三博士が立っています。慈愛の扉口の上の方には、聖母マリアの戴冠、そして星空の下、受胎告知(処女聖マリアのお告げ)の彫刻も見えます。
左側の希望の扉口には、上から聖母マリアとヨセフの婚約の彫刻やイエスが祖父母と一緒にいる彫刻があります。
下の方は、ローマ帝国の兵隊が立っています。「最近生まれた男の子の中に、将来イスラエルの王になる男の子がいる」と予言されたヘロデ王は、2歳以下の男の幼児を全て殺すことを命令しました。その命令でローマ人兵隊が幼い男の子を殺しています(幼児虐殺)。
この話を聞いた聖母マリアとヨセフは、ロバに乗って、エジプトに逃げていきます(左側の彫刻)。
右側にある信仰の扉口の上から下へ:イエスが生まれて初めて寺院に連れて行かれ、神様に披露されている彫刻。寺院でのイエス、そして、大工だったお父さんの仕事場で働いているイエスの彫刻が見えます。
3つの扉の上に JHS(Jesus Hominum Salvator:救いの人イエス)、白いペリカン(聖体のシンボル)と糸杉(生命不死を象徴)があります。
希望の扉口の左にカメレオンの彫刻も見えます。聖母マリアの「M」も彫刻されています。3つの扉口の間に2本の長い柱があり、その柱の下に亀が彫刻されています。バルセロナは、地中海とコイセロラという山の間にある街です。海の方の柱の下にある亀は:海亀とよばれ、山の方にある亀は:陸亀です!
昔、サグラダファミリアに勤めていた労働者と彼らの家族もモデルになりました。そして、ガウディは近くの病院で亡くなった赤ちゃん、年配の方、男性、女性たちのデスマスクも作りました。彫刻は、デスマスクをもとに作られているので実際に生活していた人々がモデルです!
それに、地上からみて、人の彫刻が全部同じ大きさに見えるように、全ての彫刻の大きさが違います。上に方に行けば行くほど、彫刻のサイズが大きくなります...
最後に面白い話をしましょう:ある日、ある人がガウディに「地上から見えないのに、なぜ塔の一番上まで飾りを造ったのですか?」と質問しました。ガウディは、こう答えました:「天使が見ているから...」
2005年に聖家族教会の生誕ファサードは、世界遺産に加えられました。
2010年11月7日にローマ教皇ベネディクト16世は、バルセロナのサグラダファミリアを正式に教会と認定する聖別のミサを行いました。この日から、サグラダファミリアは、教会(大聖堂)になり、法王庁が認定する上位の教会「バシリカ」となりました。
生誕のファサードの物語:
1・ | 受胎告知 |
2・ | ジュゼップとマリアの婚約 |
3・ | 聖母マリアの訪問 |
4・ | イエスの誕生 |
5・ | 東方の三博士 |
6・ | 羊飼いの少年達 |
7・ | 寺院に連れて行かれたイエス |
8・ | 幼児虐殺 |
9・ | エジプトへの逃避行 |
10・ | イエスの祖父母 |
11・ | 寺院にて12歳のイエス |
12・ | 仕事中のイエス |
13・ | 聖母マリアの載冠 |
受難の正面(受難のファサード)は、1954年から1977年まで造られました。
以前、ガウディはこの教会を全部デザインしましたが、受難の正面の細かいことまでデザインしませんでした。そして、1936年から1939年まで、3年間スぺイン内戦がありました。スペイン内戦の時に、このサグラダファミリアは破壊されました。アトリエで、火事がありました。
この正面は、どんなデザインだったか、どんな彫刻だったか、不明です。仕方がないので、全然違う人、15年をかけて、自分のアイデアで、この受難の正面を再びデザインしました。この人は、カタルーニャ出身のジュゼップ・マリア・スビラクス(1927年生まれ、2014年死去)という彫刻家でした。
スビラックスは、直線が多いので、ガウディのデザインとは随分違います。
「最後の晩餐」、「ユダのせっぷん」、十字架に掛けられているイエス、「ピラテ」、「マグダラのマリア」、「ガウディ」、「ベロニカ」などが見えます。へえ?ガウディ??そうです!ジュゼップ・マリア・スビラックスは、ガウディに敬意を払うため、ガウディを彫刻しました。
上部に「昇天したイエス」の黄色い象が置いてあります。
受難の門の物語:
1・ | 最後の晩餐 |
2・ | 魔方陣とユダの接吻 |
3・ | むち打ち |
4・ | 聖ペドロと雄鶏 |
5・ | ピラトとイエス |
6・ | イエスと三人のマリア |
7・ | ベロニカとガウディ |
8・ | 馬に乗っている聖ロンギヌス |
9・ | サイコロで遊んでいる兵隊 |
10・ | 十字架にかけられているイエス |
11・ | イエスを埋めます |
2018年7月に受難のファサードの中央部で大きな十字架が置かれました。それで、受難の正面が完成しました。
地中海(南)に面する正面は「栄光の門」になるでしょう。高くて、とても豪華なファサード(正面)になる予定ですが、建設工事は殆ど始まっていません。
栄光の門は、死・審判・地獄と栄光を表現します。生誕と受難の門より、高く造られるファサードになるでしょう。
教会の床はラテン十字の形をしています。
サグラダファミリアに使われている尺度は30,45,60,90メートルの倍数または約数です。この数字は調和のとれた建物を造りだします。
ガウディは、森のようにサグラダファミリアの内部をデザインしました:木、枝、切った枝の跡、シュロの葉っぱ等をイメージしている柱と天井が見えます。斜めになっている柱、ねじっている柱が多いです。また、利用されている材料(砂岩、花崗岩、玄武岩、斑岩など)が多いので、柱などの色もそれぞれ違います。
天井は、高さ45メートルになっています(14階建ての建物と同じ高さ)。祭壇の上は、高さ60メートル。
大文字の「U」の形をするバルコニーは、聖歌隊のためのスペースです。ガウディは音響効果を研究したので、バルコニーの上の天井の高さなどは、もちろん、計算されました。音響がとてもいい建物です。
2013年から多くのステンドガラスが作られました。カタルーニャ出身の「ジョアン・ビラグラウ」という職人さんは、現代のスタイルで、鮮やかなステンドガラスを作りました。午前は、東に面してる窓はグリーンやブルーのステンドガラスでとてもきれいです。午後と夕方は、西に面しているオレンジ色、赤いと黄色いステンドガラスがとてもきれいになります。
サグラダファミリアが完成したら、塔18本になります。
周りの塔が12本になり、各塔は使徒一人をイメージします:
生誕のファサード:完成した塔4本、左から:ベルナベ、シモン、ユダ(タダイと呼ばれた)、マチアの塔。
受難のファサード:完成した塔4本、左から:ヤコブ、バルトロマイ、トマス、フェリペの塔。
栄光のファサード:未完成の塔4本、左から:アンデレ、ペトロ、パウロ、大ヤコブの塔。
教会の上は:イエスの塔(高さ172㍍)、聖母マリアの塔(高さ138㍍)、福音書記者4人:マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネの塔。
全部で、18塔になります。塔の天辺にあるひし形は、司教さんの冠をイメージしています。
塔に書かれている言葉は、ラテン語です:Hosanna(神をたたえよ)、Sanctus(聖なる)です。
受難のファサードの前にある小さな建物が、ガウディがデザインしたサグラダ・ファミリア付属学校です(1909年に造られました)。
ガウディは宗教だけではなく、教育にも努力しました:サグラダファミリアで仕事していた建築家、彫刻家や労働者の子供のためにレンガで学校を造りました。壁も屋根も曲線になっているので、とても珍しい形をしている学校です。
残念ながら、ガウディが造った建物は、スペイン内戦(1936年~1939年)の時に無政府主義者によって焼かれました。
現在、見学できる学校は、2002年に再建された学校です。
このアトリエで職人さんは新しい石膏模型を作ります:25分の1、10分の1と1分の1の石膏模型を試してから石像を作ります。時間がかかりますが、ガウディは「この建物の依頼主は急ぎません」と言いました・・・
天才のガウディは(コンピューターがなかった時代に)逆さ吊り模型を作って、パーフェクトな形(カテナリー・アーチ)を得ることが出来ました。ガウディの発想は素晴らしかったです。
聖具室が2軒造る予定です。現在、受難の門の方の聖具室のみ造られています。建物の上部に黒いブドウと白い羊(神の子羊)があります。
ドローレスの回廊ではガウディがデザインした聖具が展示されています。
生誕のファサードの右側にある聖母ロサリオ回廊はガウディの時代に造られましたが、スペイン内戦の時に破壊されてしまいました。再建されましたが、細かく彫刻されたバラがとても多い回廊です。有名になった彫刻(魚の形をしている魔物と女性&無政府主義者とトカゲ)はこの部屋で見えます。
生誕と受難のファサードの1階では、とてもきれいなドア(青銅のドア)を見ることが出来ます:生誕のドアは、日本人彫刻家、外尾悦郎氏によりデザインされ、葉っぱ、植物と虫が多いです。受難のドアは、彫刻家スビラックスによりデザインされ、お祈りの言葉が書かれています:
天にまします我らの父よ
願わくは 御名をあがめさせたまえ
御国を来たらせたまえ
御心の天になる如く 地にもなさせたまえ
我らの日用の糧を 今日も与えたまえ
我らに罪を犯す者を 我らが赦すごとく
我らの罪をも赦したまえ
我らを 試みにあわせず 悪より救いだしたまえ
国と力と栄えとは 限りなく 汝のものなればなり
アーメン
ライトのデコレーションは、聖書からのシンボルです。
福音書記者 | シンボル |
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マルコ | ライオン |
マタイ | 天使 |
ルカ | 牛 |
ヨハネ | ワシ |
外尾 悦郎(そとお えつろう)氏は、1953年に日本の福岡に生まれ、1977年に京都の芸術大学を卒業しました。
1年後にサグラダファミリアを訪問し、感動し、就職のための試験を受けました。石工の仕事をし始めました。
1982年~1983年にはロサリオ礼拝堂を修復し、1984年~1990年には生誕の門にある天使と子供を彫刻しました。
生誕の門、生命の樹の下にあるペリカンも外尾悦郎氏の彫刻(大理石、1991年)です。
1992年からサグラダファミリアの窓にあるフルーツを作りました(1997年からフルーツにタイルを貼りました)。
2000年に生誕の門にある扉をデザインし、数年後に福音書記者の塔にあるガーゴイルを作りました。
現在、外尾悦郎氏はサグラダファミリアの主任彫刻家になっています。
外尾悦郎氏の作品は、カタルーニャ、イタリアと日本で見られます。
ところで、外尾さんが登場する日本のテレビCM「ネスカフェ・ゴールドブレンド」(2002年)を見たことがありますか?
サグラダファミリアのニュースをお伝えします。
3月12日 |
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東京、名古屋、滋賀県で開催された「ガウディとサグラダ・ファミリア展」を訪れた方は51万人に達しました。バルセロナに来て、サグラダファミリアを訪れる日本人の方はガウディ最高傑作に入場する観光客の2.2%です。 |
3月8日 |
サグラダファミリアは2034年に完成すると公式発表されました。 |
1月17日 |
去年(2023年)に 4.707.641 人はガウディ最高傑作を訪れました。平均すると、1日あたり1万2500人です。 |
12月21日 |
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イエスの塔は、現在も造る途中ですが、高さ135メートルに達しました(完成したら、高さ172メートルになるでしょう)。 |
12月20日~22日 |
暗くなってから生誕の門では音楽付きのクリスマス・ショーが楽しめます(無料、チケット不要)。 |
11月12日 |
福音書記者4人をイメージする塔は、はじめてライトアップされました。 |
10月 |
福音書記者2人、マタイとヨハネ、の塔は完成しました。塔の上は、天使(マタイのシンボル)とワシ(ヨハネのシンボル)が置かれました。 |
6月 |
今年は、福音書記者2人(マタイとヨハネ)の塔は完成する予定です。現在、サグラダファミリア内部でワシと天使の小さなレプリカが見えます。 |
11月 |
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福音書記者2人の塔は完成しました。ルカの塔の上は巨大な牛、マルコの塔の上は巨大なライオンが置かれました。 |
4月 |
エレベーターは再オープンしました(事前予約をお忘れなく!)。 |
1月 |
建設工事が進んでいます:今年は「ルカ」と「マルコ」の塔が2本造られる予定です。 |
12月8日 |
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高さ138㍍の聖母マリアの塔が完成したので、巨大な星が(歴史上で始めて)点灯されました。寒い日でしたが、大勢の市民がセレモニーに参加しました。 ![]() |
7月 |
受難の門の前にあったチケット売り場は取り壊されました。サグラダファミリアに行ってからチケットを買うことはもう出来ません。チケットはオンライン予約のみになりました。 |
5月29日 |
サグラダファミリアは再オープンしたので、内部見学は出来ます(ただ、塔に上るエレベーターは使えません)。 |
1月25日 |
10ヶ月前から建設が中断されていましたが、今日から建設工事が再開されます。2021年には、聖母マリアの塔を造る予定です。完成したら、高さ138㍍の塔になり、大きさ7.5㍍の星で頂上を戴冠します。夜、星から光が出る予定です。 ![]() |
6月10日 |
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コロナウイルスのため、サグラダファミリアの建設が中断され、完成予定の2026年より遅れる模様です。 |
3月中旬 |
新型コロナウイルスのため、工事が停止されました。 |
10月 |
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サグラダファミリアは、やっと(!)バルセロナ市から建設許可を得ました。今まで、全く無かったです。。。これから、10年間でサグラダファミリアが、バルセロナ市に3600万ユーロを支払う予定です。この税金で、教会の周りの通りを修復したり、新しい地下鉄駅の出口を造ったりします。 イエスの塔の建設工事が始まりました。完成したら、高さ172メートルになる予定です。 |
11月 |
受難のファサードにある4つの塔(小ヤコブ、バルトロマイ、トマスとフィリポの塔)が洗浄されました。10年以上前からネットがかかっていましたが、やっと(!)きれいに見えるようになりました。 |
4月19日 |
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地下の礼拝堂で火事が起きたので、観光客1500人ほどが急いでサグラダファミリアから避難しました。 |
Q | 「サグラダファミリア」の意味は何ですか? |
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A | カタルーニャ語では「サグラダ・ファミリア」の意味は「聖・家族」です。ガウディ最高傑作はイエス・キリスト、聖母マリアとヨセフ、この聖家族(3人)に捧げられた教会です。ところで、英語で言うと「Holy family church」になります。 |
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Q | サグラダファミリアの開館時間を教えて下さい。 |
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A | 見学が出来る時間は、次のようです:
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Q | 地下の礼拝堂が見学できますか? |
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A | 以前は自由に地下の礼拝堂が見学できましたが、今はミサ(平日&土曜日:9時00と20時00分。日曜日:10時30分、11時45分、13時00分、18時30分&20時00分)を聞きに行く信者のみ地下の礼拝堂に入ることが出来ます(手荷物の検査あり)。入口は、受難の門(Sardenya 通り318番)の左側にあります。 |
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Q | いつからサグラダファミリアの予約が出来ますか? |
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A | サグラダ・ファミリアを見学するのに入場券が必要です(観光収益は建設工事の為に使われています)。スペインでは、観光客が一番多い観光地なので、訪れる日が近づくと、チケットは売り切れになってしまいします。チケットは3ヶ月前から発売されるので、お早めにオンラインでチケットを予約することをおすすめします。 |
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Q | サグラダファミリアでは、再入場が出来ますか? |
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A | 残念ですが、同じ日であっても、再入場は出来ません。 |
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Q | 階段でサグラダファミリアの塔に上ることが出来ますか? |
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A | サグラダファミリアの塔に上ることが出来ます。2006年の夏までは、螺旋階段とエレベーターで上れましたが、現在は、エレベーターしか利用できません(階段で上ることはもう出来ません)。 |
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Q | エレベーターを利用したいですが、どちらがお勧めですか? |
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A | 生誕の塔をおすすめします。 |
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Q | サグラダファミリアは、いつ完成しますか? |
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A | 20世紀初頭には、サグラダファミリアが完成するまでに200年~300年かかると言われていましたが、新しい技術などのおかげで、完成する時代が早くなりました。コロナの前は、ガウディ没後100周年にサグラダファミリア教会が完成する予定でしたが、今は、2026年にイエスの塔が完成する予定です。その後、栄光の門を造り始めます。2034年に教会が完成する予定です。 ![]() |
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Q | ゆっくりとサグラダ・ファミリア教会を見て回るのに、どのぐらいかかりますか? |
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A | サグラダファミリアの見学は、2時間〜3時間ほどかかると考えて下さい。 |
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Q | 毎日サグラダ・ファミリアの夜景が楽しめますか? |
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A | はい、一年中サグラダファミリアがライトアップされます。とてもきれいですよ。サマータイム等の関係で、毎月ライトアップの時間が違います。 ![]() |
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Q | サグラダファミリア教会には、トイレはありますか? |
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A | はい、地下のミュージアムの出入口には、トイレ2ヶ所あります(自動販売機も有り)。ところで、サグラダファミリアでは、食べることとタバコを吸うことは禁止されています。 |
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Q | サグラダファミリアに公認ガイドの案内所はありますか? |
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A | いいえ、ありません。インターネットにてこれから先の「公認ガイドのご予約」は、お早めに入れられることをおすすめします。 日本語オプショナルツアー |
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Q | ギフトショップはありますか? |
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A | 公式ギフトショップは2軒あります:地下1階(ミュージアム中)とマリーナ通りの入口の左側。どちらのショップにしても、同じモノを売っています:キー・ホルダー、絵葉書、日本語版のガイドブック、チョコレート、Tシャツ、模型、置物など。入場券なしでギフトショップに行くことは出来ません。 ![]() |
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Q | サグラダファミリア周辺のおすすめのレストランはありますか? |
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A | La Bendita 、Puertecillo Sagrada Família 魚介類のカフェテリア 、Enrique Tomás イベリコハムのカフェ 。 |
2008年から現在までの写真をまとめました。内部や外観が少しずつ変わっていきます:
サグラダファミリアの内部見学が出来ます。塔に上るかどうかでチケットの種類が変わってきます。また、オーディオガイドを借りるかどうか、プロモーション番号を持っているかどうかでチケット5種類が売られています。主なチケットは:
エレベーター付き | |
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大人 | 36.00 |
年配の方 | 28.00 |
子供 | 11歳まで:無料 |
エレベーター無し | |
大人 | 26.00 |
年配の方 | 21.00 |
子供 | 11歳まで:無料 |
2025年03月25日改定
サグラダファミリア(赤マーク)は、バルセロナ新市街(アイシャンプラ地区)に建っています。ティビダボ山と地中海のどちらからもほぼ等距離です。旧市街(ミドリ色のエリア)または海岸(ブルーのエリア)からすぐに行ける観光スポットです。
サグラダファミリアは、バルセロナ中心地で造られているので、とても行きやすい観光スポットです。地下鉄、タクシー、市バスで簡単にガウディ最高傑作に行くことが出来ます。サグラダファミリアへのアクセスは、次のようです:
■ 地下鉄 2号線、5号線、Sagrada Família 駅で下車、徒歩1分、
出入口が4ヶ所:Provença / Avinguda Gaudí 出入口、Plaça de la Sagrada Família 出入口、Sardenya 出入口、Mallorca / Marina 出入口。最初の訪問の時、マヨルカ通りとマリーナ通りの交差点にある出口をおすすめします。
■ 市バス:19番、33番、34番、43番、44番、D50番、51番、B20番、B24番。
■ タクシー乗り場:2ヶ所あります(タクシー乗り場)。
■ ツーリストバス:青ルート Sagrada Família バス停で下車(受難の門の前)。
訪問者の人数で言うと、世界ではサグラダファミリアはカトリック教会の第2位になりました。数年後に完成するので、未完成のサグラダファミリア、造られているサグラダファミリアを見るのは、今がチャンスです!大きさやデザインで誰でも感動する建物です。
ご利用は、読者御自身の判断でお願いいたします。
「カタルーニャ観光」は、一切の責任を負いません。