世界遺産は、1978年から国連機関(United Nations Organization)のユネスコ(Unesco)が運営する制度です。
通常の海外旅行だと、世界遺産の観光スポットは、1~2ヶ所ぐらい訪れますが、バルセロナには、世界遺産に認定された建築物が本当に多いです。
バルセロナは、19世紀の終わり頃 / 20世紀初頭に、織物や繊維の工場で栄えている街でした。工場を経営していたプチ・ブルジョアが、どんどん大金持ちになり、有名な建築家に豪華な建物をたくさん頼みました。その時、ヨーロッパでは、アール・ヌーヴォー式が流行っていたので、バルセロナの建築家は、アール・ヌーヴォーの建物をたくさん造りました。
高名な建築家2名が様々な建物をデザインして、アントニ・ガウディの建築物は7つ、ムンタネーの建築物2つが、ユネスコの世界遺産に登録されました。
全部で、9ヶ所のバルセロナ世界遺産に巡り会えます!バルセロナは、世界遺産がひしめく街です。
1984年10月29日~11月2日、アルゼンチンにて、第8回世界遺産委員会ブエノスアイレス会議によって、SC-84/CONF.004/3 の登録番号で、ガウディの作品であるグエル邸、カサミラとグエル公園が世界遺産になりました。
1997年12月1日~6日、イタリアにて、第21回世界遺産委員会ナポリ会議によって、CONF 208 VIII.C の登録番号で、リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーの カタルーニャ音楽堂とサンパウ病院も世界遺産になりました。
そして、2005年7月10日~17日、南アフリカにて、第29回世界遺産委員会ダーバン会議によって、29 COM 8B.47 の登録番号で、ガウディのサグラダファミリア(ご誕生の正面)、カサ・バトリョ 、カサ・ビセンスとコロニア・グエルが追加されて、現在、世界遺産になったガウディの建築物は、7ヶ所になりました!
世界遺産に登録された理由:
■ ガウディ世界遺産:19世紀後半~20世紀初頭の建設技術の開発に対するガウディの創造的な貢献。
■ ムンタネー世界遺産:20世紀初頭の開花した想像力豊かなアール・ヌーボー様式の傑作。
建設:1900年〜1914年
建築家:アントニー・ガウディ
登録年:1984年から世界遺産
建設:1906年〜1912年
建築家:アントニー・ガウディ
登録年:1984年から世界遺産
建設:1886年〜1890年
建築家:アントニー・ガウディ
登録年:1984年から世界遺産
建設:1905年〜1908年
建築家:リュイス・ドメネク・イ・ムンタネー
登録年:1997年から世界遺産
建設:1902年〜1926年
建築家:リュイス・ドメネク・イ・ムンタネー
登録年:1997年から世界遺産
建設:1882年〜現在(未完成)
建築家:アントニー・ガウディ
登録年:2005年から世界遺産
建設:1883年〜1888年
建築家:アントニー・ガウディ
登録年:2005年から世界遺産
建設:1904年〜1906年
建築家:アントニー・ガウディ
登録年:2005年から世界遺産
建設:1908年〜1914年
建築家:アントニー・ガウディ
登録年:2005年から世界遺産
世界遺産に登録されている建築物9個を見て回るのに、2日間以上かかります(ご参考までに、バルセロナ滞在、何日間?)。
バルセロナ滞在が短い方には、バルセロナ観光ランキングページをおすすめします。
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